当会が主催する事業(★印)とともに、不動地区で行われる行事などもあわせてお知らせします。
お祭りのように、開催日が決まっている行事もあります。
●1月1日 元旦祭
毎年1月1日の朝、集落ごとにお宮さんに集まって、新年の挨拶を交わします。市町村合併前は、町会議員さんが、1年間の活動報告も行っていました。
上瀬戸の八幡神社と東飛山の熊野神社では、当日の10時から、お互いの神社に行き来し、新年の挨拶を交わします。
●1月3日 御日待ち
毎年1月3日に神社に集まって、その年の無病息災や豊年満作、無災害を祈念します。昔は、夜に集まり、夜中12時を過ぎるを待ってお祭りを行ったそうです。
●1月上旬 消防団出初式
●1月15日前後の日曜日 さいの神★
「幸神」、「塞の神」、「どんど焼き」などと呼ばれ小正月(1月15日)に行われる無病息災や豊年万作を祈る行事。市内でも無数に行われていますが、当地では、どのような文字を当てているかわかりません・・・でも、「さいのかみ」と呼んでいるのは間違いありません。
地区内から切り出した木に、ワラやカヤを纏いつけ御神木とします。当地では、3?4mの雪塔をつくって、そこに御神木を寄かかせ立てます。神社のお札やら、書き初めで練習した用紙やら、達磨やら、神社のお祭りでいただいた弓やらも御神木に埋め込んで、火を放ち焼きます。この火にあたることで、1年間息災に過ごせるといわれています。
その前には、鳥追いといって、今年も害なく米が取れるよう祈る行事も行われます。
昔は小学生が何十人もいましたから、小学生が御神木を取り囲んで回り歩き、御神木を棒で叩きながら、鳥追いの歌を歌って豊作を祈りました。
●2月下旬 灯の回廊★
雪は、数mも積もってしまうと、毎日の行き交いを物理的に妨げるだけでなく、その気持ちさえも萎えさせてしまいます。
旧東頚城郡の各町村が始まりと言われていますが、今や全市的に行われるようになった当市の冬の一大イベントです。
メイン会場の不動地域生涯学習センターグラウンドは、その年によっては4mを超える雪で覆われますが、小さな灯が2000以上も集まって、私たちに感動を与えてくれます。
●2月下旬 消防団総会
●3月下旬 町内会総会
年に1回の町内会の総会。今年度の事業報告と決算、来年度の事業計画と予算が提案され、質疑応答の後に決定されます。この決算に基づいて、「皆済(かいせい)」も行われます。
決算では、年間にかかった経費が報告され、補助金や負担金などが引かれて、この時点で初めて各世帯の負担金(町内会の会費のようなもの)が決定されます。だいたい1万円?15,000円程度になりますが、災害があって工事がたくさん行われた年などは金額が上がります。総会後の1週間程度を締め切りとして、各世帯から負担金の徴収が行われます。このことを「皆済」と呼んでいます。
●4月9日・15日 春祭り
町内会の活動は一つに統合したのですが、従来からの神社のお祭りは、まだ集落単位で行っています。いわゆる集落の鎮守さんにその年の豊作をお祈りする行事です。下瀬戸集落の五神社が毎年4月9日に、上瀬戸集落の八幡神社と東飛山集落の熊野神社は毎年4月15日に開催されます。
●4月24日 秋葉神社春祭り
その年の無災害を祈る行事です。3つの集落が合同で開催します。
このお祭り後、いただいたお札を、不動山の頂上に祀っている不動明王に届けます。このお祭りの翌日4月25日には、町内会が指名した先達を先頭に、町内会代表や消防団代表が不動山の山頂にお参りします。(現在は、除雪が進む6月下旬~7月上旬に行われています)
●4月下旬 川東用水江上げ
川東用水は、竹田用水とも呼ばれ、杉野瀬の大肝煎:竹田勘兵衛が発案し工事が行われ、1837(天保8)年に完成し、現在も利用されています。
当地を基点に、東蒲生田・折戸・平谷・桂谷・森・池田・峠・濁沢・杉野瀬・田野上・大菅の田畑を潤す、全長約16kmの区内最大の基幹用水です。
当地の古い用水路を用いて開削が行われ、集落背後の山腹を通ることから、不動地区では、川東用水の水は無償で使用できこととされています。ただし、当地内の用水路の維持管理作業は、不動町内会で行うこととされています。このため、この時期に、草刈や用水路内にたまったゴミや泥を上げる作業が行われます。「江」とは用水路のことを指します。用水路脇の管理用道路(江渕)は人が通る幅しかないので、機械化しようにもできません。年によっては、泥がたくさんたまって、重労働になります。
●5月上旬 消防団部内訓練
●5月上旬 濁谷用水・取越用水江上げ
濁谷を基点とする濁谷用水と、取越の名立川を基点とする取越用水は、名立川左岸の山腹を通る当地の基幹用水です。
田植え前のこの時期に、町内会を挙げて用水路の草刈りや泥上げなどの作業が行われます。
●6月上旬 健康づくり講座・交流会★
上瀬戸・東飛山集落では、コロナ禍前までは、地区を挙げて運動会を行っていました。しかし、少子高齢化も進み、小中学生もいなくなってきているので、運動会はやめて、市のスポーツ推進員などを講師に、体を動かす教室を行っています。
令和3年度は、ポールを使ったウーキング「ノルディックウオーク」を、令和4年度は、フライングディスクを使ったドッジボールのような「ドッジビー」を教えてもらいました。ノルディックウオークは、今も行っている方もいます。
ひと汗かいた後は、会費制の懇親会で住民の交流を図っています。
●6月下旬 川なぎ・道なぎ
県から委託を受けて、名立川の堤防と、主要な農道の草刈りを、町内会挙げて行います。おおむね1日作業です。
●7月上旬 不動山登山道整備
標高1430.1mの不動山は、市内の最高峰で、新潟県百名山にも数えられています。当地では、昔から山頂に祠を建て、無火災無災害を祈念してきました。毎年、4月25日(現在は6月下旬~7月上旬)に、登山してお祭りを行います。
平成5年に、夏でも登れる登山道が開削されたことから、現在は7月に、名立体育協会が登山会を行っています。
その登山会を前に、市から委託を受けて、青年会・壮年会が中心となって、登山道の整備を行っています。
●7月中旬 不動山登山会 体育協会主催
●8月15・16日 ふるさと夏まつり★
毎年お盆の8月15日には、八幡神社の境内で草相撲大会が開催されてきました。近郷の力士の参加もあり、それは賑やかだったとのことです。しかし、参加する若者が減る中で、平成に入ると開催が難しくなりました。
そんな中で、お盆に帰省するお客さんたちと一緒に賑やかに夏を楽しみたいと、ふるさと夏まつりを開催することになりました。コロナ禍で令和2年は開催できなかったですが、令和4年で第31回を数えるお祭りになりました。
8月15日の昼間は、集落南側の名立川で川あそび。ニジマスやハヤなども手づかみできます。そして15日の夜は盆踊り大会。定番の名立音頭に加え、ヨーホイや八社五社も踊られます。続いて16日の夜は大花火大会。谷間に響く轟音も名物です。
●8月17日 いわおの石仏
慰霊祭 "33体からなる石仏群は、県道の巌橋のたもとにあります。ここは、名立川の川幅が一番狭くなり、急流難所のため、江戸時代に川に流される犠牲者が相次ぎました。それは川底に住む竜のしわざだという噂がたったことから、この難から逃れるために観音像を1体だけ江戸末期に祭ったのが最初だといわれています。その後、橋の架け替えなどで場所を移し、昭和の終わり頃には土砂崩壊から守るために現在の場所に安置して、毎年、お祭りが行われています。"
●8月17日 風祭
稲刈りを前に、風による災害がなく豊作となるよう祈ります。風祭も、集落ごとに行われます。
●8月下旬 道なぎ
稲刈りを前に、田んぼに通じる主要な農道の草刈りを、町内会挙げて行います。おおむね半日の作業です。
●10月15日 秋祭り
豊作を感謝する秋のお祭りです。こちらも集落ごとに行われます。
●10月下旬 みずの森フェス★
集落の奥には、生産森林組合をつくって共有地として管理してきた、2000ヘクタール以上にも及ぶ広葉樹の森が広がっています。そのほとんどがブナであり、しなさい最大の水源地でもあります。
そのブナの森のことを、多くの皆さんから知って親しんで欲しいと、令和3年度から開催しています。
この森に通じる林道:南葉山線(なんばやません)は、天候によっては、落石などもあるため、一般車両の通行はできません。この日だけは、この林道を開放し、森の散策や不動山への登山などを楽しんいただく趣向です。
徒歩で少し足を延ばせば、ロッテアライリゾートスキー場にもいくことができ、頸城平野を一望できます。この森には、オウム真理教事件の犠牲になった坂本堤弁護士の慰霊碑もあります。
●11月3日 名立区駅伝競走大会
旧名立町と旧名立村が、昭和30年に合併して名立町が誕生したことを記念して開催されたのが始まりで、60回を重ねています。
スタート地点は、当地区の森林組合事務所前。6区間でタスキをつなぎ、旧名立小学校グラウンドがゴールです。
当地区からは、青年会・壮年会が過去に参加していました。住民がこぞってスタート地点で応援します。
●11月上旬 消防団部内訓練
●11月下旬 収穫祭★
1年間の収穫をみんなで喜び合おうと、コロナ禍前までは11月上旬に開催していました。野菜の品評会や住民の皆さんの取り組む美術や手芸などの展示会、そして、婦人会の皆さんが中心となって行うソバやうどんの食堂など、かわるがわる住民の皆さんが訪れ賑やかでした。名立地区公民館のステージ発表会も体育館で同時に開催されていました。
新しく地域づくりの会を再編する今回の議論では、開催だけ決めてありますが、内容はまだ未定です。現在検討中です。期待は裏切らないようにしたいと思います。楽しみにしてください!